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Dear Someone. -社会心理学概論-

社会心理学に関連する記事を載せていきます。

社会心理学に関するお勧めの本

 社会心理学は非常に学際的で、勉強するのがとても難しい学問です。しかし、ありがたいことに世の中には本当に便利なツールがそろっています。ということで、私が勉強するときに参考にしている本を紹介したいと思います。

 まず一つ目はこちら!

社会心理学キーワード (有斐閣双書―KEYWORD SERIES)

社会心理学キーワード (有斐閣双書―KEYWORD SERIES)

 なんといっても情報量がすさまじいです。社会心理学関連の用語が100項目にわたって詳細に書かれており、また名だたる研究者たちが書いているのでとても分かりやすい。とりあえず専門用語はこれで十分です。

 前から順番に読んでいくのもよし、知りたい言葉だけ調べるのもよしというように使用用途もとても幅広いです。

 少々難点を言えば、太字になっていないのでキーワードがわかりにくいのと、発行年が2001年と情報が少し古いです。しかし、この本と次の一冊を並行して読むことでその問題は解決します。その著作はこちら!

複雑さに挑む社会心理学  改訂版--適応エージェントとしての人間 (有斐閣アルマ)

複雑さに挑む社会心理学 改訂版--適応エージェントとしての人間 (有斐閣アルマ)

 この本は、社会心理学とはでも紹介しましたね。この著作では、社会心理学を「適応的視点」と「マイクロ=マクロ関係」という二つの概念から統合的に理解しようとする試みを目的として議論が進められている他、現在の社会心理学の学問的意義と難点について鋭く考察が行われています。

 なんといってもこの本の長所は、各章の終わりに、サマリー(要点)が載っていて、見返したときに頭の中に論点がすっと入ってきます。また、キーワードも太字になっていて見やすく、具体例を混ぜながら細かく解説されているので本当にわかりやすいです。しかし、初学者向けの本ではないので、先に紹介した『社会心理学キーワード』と並行して読むのが一番だと思います。

 次は社会心理学とは離れますが、学ぶためには欠かせない統計学について勉強するのにお勧めの本を紹介します。

心理統計学の基礎―統合的理解のために (有斐閣アルマ)

心理統計学の基礎―統合的理解のために (有斐閣アルマ)

 この本は本当にお勧めです。私は数学があまり得意な方ではありませんが、この本では初学者にも分かりやすいように複雑な数式は省かれていますが、理解に必要な途中式はしっかり記載されているため、十分な理解を得ることができます。

 また、範囲も相関係数や母数などの基本的な単語の説明から、分散分析や共分散構造分析などといった多変量解析の内容までしっかりと学習できるため、この本を読み終わったら統計学に対する苦手意識は恐らく少なくなると思います。

 しかし、統計学自体が難しいので、なかなか読んでいるだけでは身に付きにくいと思います。そう言った方にはこちらもお勧めします。

心理統計学ワークブック―理解の確認と深化のために

心理統計学ワークブック―理解の確認と深化のために

 こちらは、先ほど紹介した本に沿った演習問題になっています。豊富な問題量と十分すぎるくらいの解説が載っており、すべて演習し終えたら統計学の理解がさらに深まることでしょう。

 さらに各章ごとにトピックが設けられていて、Rでの統計分析の方法が記載されているため、統計的手法に対する知識がぐんと増えます。

 実は、2014年に先の『心理統計学の基礎』に続編が発行されて、それには効果量やマルチ分析学、ベイズ統計学などといった発展的内容が扱われているのですが、この演習本も早く出ないかと楽しみにしているところです。笑

 以下も私にとってはとても重要な本ですが、字数の関係上少し触れるだけにします。

新 社会心理学: 心と社会をつなぐ知の統合

新 社会心理学: 心と社会をつなぐ知の統合

 こちらは、「マイクロ=マクロ関係」から、社会心理学を重層的に理解することを目的とした著作となっております。今まで横割り的なアプローチの多かった教科書とは違い、「脳と心」「文化」「進化的アプローチ」といった少し異なった視点から俯瞰することが試みられています。2014年発行なのでとても話題も新しく、社会心理学の理解を深める教材としてとてもお勧めです。しかし、少し初学者には難しいかもしれません。

社会心理学概論

社会心理学概論

 社会心理学に関して新しい知見を増やしたいならこれがお勧めです。2016年10月発行と最近出版されました。内容も古典的研究の解説から、マスメディアや裁判といった比較的日常の話題までトピックがとても盛りだくさんになっています。

グラフィック社会心理学 (Graphic text book)

グラフィック社会心理学 (Graphic text book)

 ダメ押しで知識を増やしたいならこの本しかないでしょう。左ページで用語の解説、右ページでその用語にかかわるグラフが載せてあることで、専門用語の内容を視覚的に理解することができます。ただ、内容がとても豊富なので、初学者にはあまりお勧めできません(というか私もまだ全部読めていない…)

 

ということで、第一回お勧め本紹介はこれで以上となります。また順次(私が本を読み終われば)紹介していきますので楽しみにしていてください。